天満・天神

星合の池

大阪天満宮 星合の池

 受験の神様としても知られている「天満の天神さん」こと大阪天満宮の境内の北側にある小さな池。池には「星合橋」という小さな橋がかかっていたり、「星合茶屋」という名の茶店があります。

 江戸時代の資料を見ると、星合池の少し北には「明星池」という池もありましたが、こちらは明治時代に無くなっています。江戸時代の文献『摂津名所図会大成』によると、その昔天満宮に神様が鎮座した最初の夜に、大きな松の樹が生え、その梢に明星が降臨し、星の光が池の水に光り輝いたということから「明星池」と名づけられたといいます。

 現在も残っている星合池の方の由来は伝わっていないようですが、池の前にある由来書には先の明星池の伝説が、星合池のそれとして紹介されています。しかし、江戸時代には既に二つの池が混同されていたようなので、そこから来た誤解と思われます。ともあれ、両者とも大変古い池で、16世紀後半に織田信長が石山本願寺攻めを行った際、この二つの池の間に本陣を布いたという記録も残っています。

 江戸時代になると、星合池は「七夕池」とも呼ばれ、池の側には七夕の社がまつられていたというが、現在は残っていません。では、なぜこの池と七夕伝説が結びついたのでしょうか。これは私見ですが、その謎を解く鍵は池の側にある由来書の内容から得られそうです。由来書によると、この池では昔から若い男女の見合いが行われていたそうです。つまり、男女の出会いというところから、その象徴である織り姫・彦星がまつられるようになったのではないかと考えられます。

星合の池 星合の池
pagetop